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世界中の優れものの学びのストーリー

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最近、人に薦められ35人の経営に関する世界的リーダーや思想家がどのように「経営の真髄」を学んでいったかをまとめた本を読んだ。
「ストーリーで学ぶ経営の真髄」(徳間書店)著者はリーダーシップ開発の世界的権威であるマーシャル・ゴールドスミスであるがさまざまな高名な人たちの経営について考え方や思想をオムニバスのように取り上げておりなんとも贅沢な本である。

「ビジョナリー・カンパニー」シリーズの著者であるジェームズ・C・コリンズは学習する組織について「学ぶことで経済的見返りがあるかどうかを問うことは呼吸することで経済的に得るものがあるかを問うことと同じである」といい学ぶことは人生の当然の基本動作ととらえている。
「7つの習慣」で有名なスティーブン・R・コヴィは「もし他人に影響を与えようとするなら、まず影響を受ける必要がある。もし理解されたいと願うならまず相手を理解しなければならない」「人々に学習させるための最良の方法は、彼ら自身に教師になってもらうことである」といい自分を主張する前に人の考え方を受け入れる大切さを説いている。
この本はそれぞれのストーリーの終わりに読者に対する質問や学習ポイントが示され一つずつの章の内容を自分の頭で整理しながら読み進められ、多面的切り口で経営の真髄をダイジェストでアドバイスしてくれる。
学ぶことの大切さや楽しさが伝わってくる。そばにおいて時々開いたところを拾い読みしてみることでもいいだろう。
多くの世界的リーダーが自らの体験を基にさまざまな切り口から貴重なアドバイスをしてくれる。
なんとも奥が深く示唆に富んだストーリーであるがあまりに多くの学びが凝縮されていてもう少し絞って欲しかったとさえ思える本である。

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