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人は何のために生きるか

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マズローは、その欲求五段階説で「人は自己実現のために働く」と規定している。しかし、私はそのもう一段上に「人は自分を磨くために働く」ということがあると考えている。
今よりももっと難しい仕事にチャレンジしたり嫌な人ともきちんと付き合うことによって自分を磨いていく。その結果みんなに愛されたり尊敬されたりして、自分が幸せになるというのが私の持論だ。
「自分を超える法」(ピーター・セージ ダイヤモンド社)の内容はそんな私の考え方に近い。
以下、ピーターの主張である。
人には、安定感(安定したい)、不安定感(変化が欲しい)、重要感(価値ある存在でありたい)、愛とつながり(愛されたい)、成長(成長したい)、貢献(何かに貢献したい)という6つの基本的な欲求がある。
そしてこの欲求の中で人生の本当の喜びは「成長」と「貢献」であり、人は本来、成長し何かに貢献するために生まれてきた。
生命とは成長そのもので成長しない生命はすべて死ぬ運命にある。
そして成長するための唯一の方法は困難に立ち向かったり大きな失敗をすることだ。
安定感、不安定感、重要感、愛とつながりといった4つのニーズを満たすだけでは自分のためだけの人生を生きることになりそれは根源的な喜びとはいえない。
本物の重要感を持つ人は自分勝手な欲を手放し、失敗や試練によって成長しそして世の中に貢献していく。
力(パワー)というのは世の中に貢献したいという思いの強さに正比例して与えられる。と彼はいう。
 私は「自分の幸せのために自分を磨く、つまり成長する」と考えているのだが彼は「成長し貢献」することが「真の充足感、真の喜び」だという。
ピーターの方に説得力がある。

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