佐々木常夫 オフィシャルWEBサイト
プロフィール コラム リンク お問い合わせ
コラム トップへ戻る

科学の可能性と限界

コメント(0) | トラックバック(0) | 一般

 百年前に書かれたSF小説を今読むと大抵のことは現実化している。
百年前には荒唐無稽と思われたテレビ、飛行機、ロボットなどは我々にとっていまや身近な存在である。
 では当時のSF作家が神の如き慧眼で未来を見通していたかというとそうではなく当時の人たちが「こんなものがあればいいよね」と思った夢や憧れを小説として書いただけだ。
 当時の技術では実現不可能と思えるものでも、その後の科学の進歩で実現可能になっていった。
昔は天気予報も台風情報もわかる術がなくある日突然台風が来て壊滅的被害を受けたりしたが今は前もって備えができる。
結核は不治の病だといわれたが今はそんなことはないしさまざまな病気が医学の進歩で克服されている。
 昔、空を飛ぶということは危険に満ちたことで飛行機などそれこそ「とんでもない」乗り物だったろうがいまやあぶないから乗らないという人はほとんどいない。
科学の可能性というのはどこまでいくのだろうか。
では宇宙旅行や原発はどうだろう。なんとなく宇宙へはいつかは一般の人も安全に行けそうな感じがする。
そうしたら原発はどうだろうか。 フランスなどは人類の英知で安全に稼動させかつ環境に優しいエネルギーとして保持し続けたいと考えているようだ。それに対しいまやドイツやもちろん日本もこんなに危険なものは廃絶すべきだという人が多い。
今回の原発の事故はリスク管理の怠慢から起こったことに過ぎないのではないのか。仮にあのような津波が来ると想定していたら事故は防げたのではないのか。
このような原発擁護のことを書くと非国民のように思われるが原発は全廃すべきというあまりに右から左に飛んでしまう発想はもう少し柔軟に考えてもいいのではないだろうか  

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 科学の可能性と限界

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://sasakitsuneo.jp/column2/mt-tb.cgi/67

コメントする