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ひきこもり70万人

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先日の内閣府の調査によると家や自室に閉じこもって外に出ない若者の「ひきこもり」が全国で70万人と推定されその予備軍も155万人という。
その理由は「職場になじめなかった」とか「就職活動がうまくいかなかった」などが多くちょっとした環境変化についていけない若者が増えてきているようである。
会社に入ってからも「仕事が自分に合わない」「人間関係がうまくいかない」「上司とうまくいかない」などさまざまなことで悩んだり転職したりする。
かつての高度成長期では、ある意味価値観を共有するところがあってそれほど迷うことなく一生懸命仕事をしたものだが現代の若者はある意味食べるには困らない、一人っ子で親への甘えがあったり守られた世界の中で育ってきた、などの背景がありこのような環境に対応不適な人が多く出てきたのだろうか。
最近テレビを見ていたら大学に入学した学生の5%が大学生活になじめず退学するという。そのため大学によっては先生や先輩がそばについて休んだらすぐ本人に電話し話を聞いたり悩み事の相談などして退学を食い止めているとのことだった。
落ちこぼれそうになる学生をスムーズに卒業させるのにはそうしたアシストが必要ではあるが基本的には強い人間を育てるシステムを作らなくてはならない。
育ってきた環境は理解できるがそれを環境のせいにしてはならない。
例えば欧米の資産家などは子どもを育てるために、お金を持たせない、しつけを厳しくする、勉強もスポーツもさせ自由と責任を厳しく教え自分たちの財産をしっかり守っている。
日本でもゆとり教育を捨て競争させながら闘争心を高め子どもを伸ばすことにチャレンジさせる学校が話題になり入学希望が殺到しているという。
やはり家庭も学校も社会も挙げて教育問題に取り組まねばならない。

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